2 :ポケポケ雑談者ジュン:2013/02/15(金) 23:22:40
第一話「デジタルワールドのある現象」


「あの現象は抑えられそうか?」

「いや、分からない。」

「そうか。」

「オメガモンはあの現象について知ってるか?」

オメガモン「いや、分かると言えば
      あの現象は
デジモンが起こした物では無いということだ。」

「そうとは限らない。あるデジモンによって起こった物とも考えられる。」

オメガモン「デュークモンはまたジジモンの家に行くのか?」

デュークモン「ああ、あの人は物知りだからな。」

そこにはオメガモンとデュークモンの会話があった。

翌日。はじまりの町に

ロイヤルナイツのデュークモンが

やって来た。

だが、そんなに珍しい事でもない。

そんなデュークモンは

「ジジモンの家」と書かれた家に入った。

「おお、デュークモン。また「ロストハート現象」について
聞きに来たのか?」

そこには本を何冊かを読んでいたジジモンと

それを手伝っていたリリモンの姿。

ジジモン「調べたのじゃが、全く宛が無くてな。
今のところは分かった事はない。」

ロストハート現象(略するので以降RH現象)は、

何日か前に起こった謎の現象である。

そこに黒いバグが一定時間出てきて、

そこに触れるとロストハートする現象。

ロストハートとはその名の通り

心を失う、正しく言えば自分の意識を少し失い

ある言葉でその言葉関連の事を実行する、

洗脳のような物である。

ジジモン「今後もRH現象は起きて欲しくないのう。
何しろはじまりの町は小さくても
人口が多いから被害はあまり出て欲しくないんじゃ。」

デュークモン「では、私はこれで。」

リリモン「ちょっと待って。これをあげるわ」

そういってデュークモンは回復の消耗品を貰った。

リリモン「じゃあ私も。」

ジジモン「手伝いご苦労じゃったのう」

そういって二人はジジモンの家を出ていった。

オメガモン「何か分かった事はあるか?」

デュークモン「いや、ジジモンも分からないらしい。」

デュークモン「明日はワイズモンの家に行ってみるよ。」


3 :ポケポケ雑談者ジュン:2013/02/15(金) 23:50:39
デュークモン「ワイズモンがいる村「かみなり村」まではそう遠くないな。」

「かみなり村」とは

雷が降るばかりの山の近くに

ある村であり、機械系のデジモンが好んでいて

雷を貯蔵している村である。

何故雷が降るかワイズモンが調べているらしい。

かみなり村。広場。

村はそう小さくなく、機械類も多い。

そうワイズモンの家を探しながら観光してると

小さいコクワモンの声が聞こえた。

コクワモン「あの…デュークモンさん、お願いがあるんですけど…」

デュークモンはコクワモンの

元気のない声に耳を傾けた。

コクワモン「実は友達のハグルモンと広場から少し離れた
電気を売っている所でワイズモンらしき姿が山の少し上に行くのを見たんです。」

デュークモン「それは本当か?」

コクワモン「いいえ、まだワイズモンか分かりませんが…
それらしき姿が見えました。」

デュークモン「じゃあ家は留守か…。とりあえず方向はどっちだ?」

コクワモン「広場から西の平地の所です。」

デュークモンはそう聞くと

すぐにその平地に向かった。

デュークモン「此処か。」

確かに近くに電気を売る所があるし

少し高い登れそうな岩があるので間違いない。

デュークモン「登ってみるか…」


4 :ポケポケ雑談者ジュン:2013/02/16(土) 00:06:54
かみなり山。頂上近く。

そこにはワイズモンの姿とキメラモンの姿。

ワイズモン「助け…てく…れぇ」

苦しそうに枯れ声のような声を発するワイズモン。

デュークモン「やめろ!グングニル!」

キメラモンは無傷、そして逆にデュークモンはダメージを受けた。

ロイヤルナイツでもこのキメラモンは手強い。

ワイズモンが逃げるのが優先と考えたデュークモンは、

デュークモン「ワイズモン、逃げてこの事を話すんだ、多分私はデジタマにかえるだろう」

ワイズモン「でぇ…も……うぅ…」

デュークモン「いいんだ、助けるのが優先だから。」

そういってキメラモンのワイズモンを掴んでいる

手を無理矢理グングニルで開けた

デュークモン「今だ逃げろ」

そういい、ワイズモンは無言で逃げた。

ワイズモン「本当に良かったのか…」

キメラモンはデュークモンに攻撃し始めた。

デュークモン「くそっ…私が行けるのはここまでか…」

デュークモン「オメガモン達、後は頼んだ。」

そういい、倒れたデュークモンはデジタマにかえり、

はじまりの町にそのデジタマは戻る。

第一話「デジタルワールドのある現象」




戻る