5 :ポケポケ雑談者ジュン:2013/02/16(土) 18:33:46
第二話「少年1の異世界へのトリップ」

「此処は…何処だ?」

いつもの道とは大幅違う道。

道というよりも路地に近い

「なんだ此処は…しかもマウンテンバイクはボロボロだし…」

僕は月宮 雷騎(つきみや らいき)。

背は高い方の小学生五年生。

何故此処にいるのか分からない。

まず僕は新しいゲームを買った帰りだ。

雷騎「離れるのはなんだし外が見えそうなものは探してみたが…」

そう呟きながら雷騎は前の淡い光を放つ
縦に立っている長方形の画面を見た。

雷騎「このマウンテンバイクせ試してみるか。」

雷騎はマウンテンバイクのハンドルを手にし、

その画面に飛び込むのだ。

離れないならこれをやるしかないと雷騎は思い、

マウンテンバイクでスピードを付けて飛び込むのだ。

雷騎「出られないよりはましだ。」

そして少し遠ざかる。

そして足でペダルを強く踏み入れ

右、左へと踏み入れながらマウンテンバイクを

淡い光を放つ画面へ飛び込む


6 :ポケポケ雑談者ジュン:2013/02/16(土) 19:31:04
そこは雷騎の知っている大通り。

雷騎「あれ…戻った…のか?」

いつもと似た世界じゃないかと自分の目を疑う。

あのような画面ばかりの路地を

雷騎は異世界だと思っている。

今居る所を少し疑うのは無理もない。

雷騎「まぁ…あのような所でも無いし…あれよりはましか…。」

そう独り言を呟いた雷騎は

いつの間にかボロボロじゃなくなくなった

マウンテンバイクのハンドルを握りしめ

マウンテンバイクをこぐ。

雷騎「やっぱりこのくらいのスピードが良いな。」

車酔いが酷いわりに

自転車やマウンテンバイクは好きだ。

だから自転車系をよくとばしたりする。

そして家から近道の交差点を通るため

スピードを落とそうとする。

        が。

雷騎「あれ…ブレーキが効かない…」

ブレーキを何度も押すが止まりそうにない。

そして青い稲妻が交差点を渡ると同時に

マウンテンバイクも交差点の中心に走る。

マウンテンバイクは青い稲妻にぶつかりそうで、

ちょっとした怪我では済まない。

青い稲妻を避けるのは無理そうで

雷騎も「もう無理か」と思うばかりだった。

その時。

………………………音はしない。

聞こえるといえば自分の足音。

そしてまた画面ばかりの世界。

今度は空は白くて淡い光を放つ。

まるでネットの世界

それを見るだけで時間は戻った。

そしてぶつかる寸前___

「デジタルワールドニヨウコソ」

頭の中から響き渡るノイズのような声

いつの間にかそこは見知らぬ場所。

蒼い世界に0と1だけが大量に流れる。

月宮 雷騎の異世界への旅の第一幕が始まった

第二話「少年1の異世界へのトリップ」


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