111  名前:黒鋼の歯車・零【ムニルの宿の幻想案内人】【GX】 ID:JKJKNEDF  2013/05/10 23:07
所変わってこちらはとある小島
この島にある小屋に彼らは住んでいた

「おいカノープス、魚釣ってこい」
「報酬」
「あ?」
「だから報酬は何だよ」
「角砂糖3個でどうだ」
「俺が魚釣ってきたら本当にくれるんだろうな?」
「勿論」
「だが断る」
「メラt…」
「ちょっくら釣りでもしてくるわ」

こんなやり取りが日夜小屋の中で行われている
島の動物たちは迷惑そうだ

「ああ、ちょっと待て」
「なんだよ」

剣を持った男が白髪剛毛の男、カノープスを呼び止める

「お前、宝玉って知ってるか?」
「宝玉?金になるのか?」

カノープスは宝玉のことを知りませんでした
なので男はカノープスに宝玉のことを池上彰のようにフリップを使ってわかりやすく教えてあげました
兄貴カッコイー

「というわけで、今からこいつを取りに行くぞ」
「金になるのか?」
「勿論だ」
「よし行こう」

カノープスは宝玉がどこにあるのかも聞かされていないのに旅の支度を始めまた

「待て、場所はわかるのか?」

男がカノープスに問う

「どうせお前は知ってんだろ?」

男の顔が青ざめる
図星だったようだ

「バレてるなら仕方ない。じゃあ行こうぜ、善は急げだ」
「どっちかというとお前は悪だけどな」
「メラゾーマ…」

この日大規模な海底火山噴火が起こったという


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